※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています
現役講師が教える、楽しい音楽教室の選び方
現役の音楽教室講師が教えます!
私は某大手音楽教室で管楽器を教えて、かれこれ15年以上になります。
長年勤めてきた音楽教室ですが、大手ならではのメリットやデメリットをたくさん知っています。
そこで、何か楽器を始めたい、音楽を楽しみたいという方の為に、講師目線から見た音楽教室と、音楽の楽しみ方を包み隠さずお伝えします。
記事一覧
独学より専門の先生についた方が良い
独学でもできなくはないですが、私の経験上、楽器の場合は固定の先生についた方が早く上達します。
間違った方向に進まず、遠回りせずに目標達成まで近づくことができるんです。
独学では、間違ったやり方で沢山練習してしまうと、必ずどこかで行き詰まってしまう上、どこが悪いのかもわからずに右往左往することになります。
しかも、ある程度身についてからの修正はとても大変です。
特に初心者の方は、必ず先生についた方が良いです。
固定の先生についた方が良いのか
Wレッスンという言葉を聞いたことがありますか?
これは、同時期に2人の先生につくということです。
メリットは、様々な視点から自分の悪い所を指摘してもらえるという事です。
しかし、色々なことを言われて頭の中が混乱してしまうというデメリットもあります。
はじめての場合、まずはお気に入りの先生を1人見つけて、先生のすべてを盗むというくらいの意気込みで勉強した方が良いでしょう。
2~3年はじっくり勉強してから、他の先生についた方が良い、というのが私の考えです。
色々な先生につくことは大事なことですが、初心者の場合は1人の先生とじっくり付き合った方が良いですよ!
音楽教室の選び方
さて、いざ音楽教室を探そうと思った時にどうやって探すかが問題ですよね。
音楽教室には2つの種類があります。
●大手音楽教室
例)山野楽器、シアーミュージックなど
●個人音楽教室
例)先生自身が経営している音楽教室
大手音楽教室とは?
大手音楽教室とは、全国展開して大々的に宣伝をしているような教室の事です。
各所にセンターが点在していて、講師もたくさんいます。
数多くの楽器を勉強することができることも魅力です。
規則がしっかりしていて、例えば補講、時間変更など融通が利かないという教室が多い印象です。また、先生を選ぶこともあまり好ましいことではありません。
講師側から言わせていただければ、やはり女性が多い職場。サバサバした先生も中にはいますが、ギスギスしてしまう先生もいるようです。
この場合は何かと根回しが必要で面倒です。
個人音楽教室とは?
講師が1人、または少人数で、楽器も固定されているのが特徴です。例えば、ピアノだけ、ギターだけなどです。
地域限定で、講師自身の自宅でやっていることがほとんどで、月謝の集金方法が現金徴収のところが多いです。
講師との相性が大切
大手でも個人でも、どちらも違いはほとんどありません。
大事なのは講師との相性です。
ある大手音楽教室では、生徒に教えるマニュアルは決まっています。
しかし、講師によって生徒の人気が全く違うんです。
キャンセル待ちの生徒さんがたくさんいる講師もいれば、真逆の方も…。
教える内容が同じなのにこの差…。
この原因は、講師の人柄です。
これはとっても重要です。
その楽器が好きになれるか、長く自分の趣味になるかどうかが半分以上決まる気がします。
この相性を試してみるのに打ってつけの機会が、無料体験レッスンなんです。
無料体験レッスンは大事
無料体験レッスンとは、その名の通り無料でレッスンを体験できることです。
しかし、中にはワンコイン支払う事もありますが、1レッスンは30分で平均2000円以上するので破格の値段です。
体験レッスンのたった数分間だけで全部が分かるわけではありませんが、大体の人柄は分かるでしょう。
実は生徒さん同様、講師も緊張しているんですよ!
明るく楽しい先生が良い場合もありますし、きっちりまじめな先生が良いという方もいらっしゃると思います。
体験レッスンで先生と話をしてみて、是非人柄を観察してみてください!
良い先生と出会うかは運次第
やはり、楽器を習得できるかどうかは、良い先生に出会えるかどうかです。あとは自分の努力。この2つがうまくかみ合えば、必ず上達します。
無料体験レッスンは絶対に受けた方が良いのは間違いないですが、レッスン方法などは少なくとも3か月くらい体験しないとわからないと思います。
講師の方も、無料体験レッスンで自分の全部の指導法をさらけ出すわけではありません。
良い先生とは誰なのか?
良い先生とは、受ける側によって違います。
私の考える「良い先生」とは、生徒の話をよく聞いてくれること。
自分がどうしたいのか、どこが分からないのかをじっくり聞いてくれ、しっかり解決をしてくれる先生です。
●具体的な練習方法を教えてくれる先生(または練習に付き合ってくれる先生)
●見本を見せてくれる先生(意外と自分では演奏しない先生が多い)
●諦めない先生(練習してこなくても、根気よく付き合ってくれる忍耐強い先生)
●譜面に書いていないことも教えてくれる先生(音作りのノウハウや作曲家の事など)
●毎週通いたくなる先生
こんな先生に当たればラッキーです。